東京での“足”となったAudi
「朝は7時半に起きて、9時から午前中はリハビリ。15時からトレーニングかリハビリをやった後、17時30分からまたリハビリに戻って19時頃までですね。普段の合宿よりも長時間やっている印象ですね。競技を離れてリフレッシュできるかと思っていたんですが、ずっと施設内にいると精神的にしんどいですね」
リハビリを開始したばかりの体には、近所のコンビニに行くのにすら松葉杖が必要となる。日常のちょっとした用足しがおっくうになってしまいがちだ。今回のリハビリ施設内の個室はワンルームタイプ。テレビ、トイレ、風呂もあるものの、外出が面倒となれば気も滅入ってくる。
「リハビリを開始したばかりの頃は“足”もないし、リハビリ以外の時間はずっと部屋でテレビを見ているか寝ているか。もう本当に退屈で退屈で。夜、ホンのちょっとでもドライブに行けるだけで、精神的に全然違うんですよ」
もっとも今回は2週間程度の試乗ということもあり、慣れずに戸惑う面もあったという。
「さすがにもう慣れましたが、最初はリアウィンドウのワイパーの止め方がわからなくて、ずっと間欠で動きっぱなしのままだったりとか、少し間抜けな失敗もありました(笑)。それでも気がまぎれるんですよ。リハビリとトレーニングだけをしていて、人にも会わないでいると精神的にもつらくなってくる。だからA3を借りることができて、本当に助かりました」




