初めてのフルオープン~その1
「そ、それが、まだ電動ソフトトップを開けるくらいで、ちゃんとしたオープン仕様にはしたことがないんです……」
な! なんと! 希望通りの希少なクルマを入手したというのに、それはもったいない! 「いやぁ、今日のために取っておいたと言っても過言ではありません」
なんという大人力……。とはいえ、そう仰っていただけるなら、ぜひそのお手伝いをさせていただきましょう。題して「祝! プルリエル初のフルオープン。石原壮一郎さんと過ごす早春の午後」。
C3プルリエルは、電動ソフトトップが閉じているサルーンの状態から、スイッチひとつで天井の開いたパノラミックサルーンになる。これまで石原さんが体験しているのはここまで。実はその先に、後部のリアハッチウインドウを取り外すカブリオレスタイル、さらにはサイドアーチを取り外せば、完全なオープン仕様になるというのだ。そこで、まずは天井の開いたパノラミックサルーン状態から体験させていただくことに。
「ソフトトップの開き加減は、8段階で調整できるんです。天井のこのスイッチですね。気軽に開けられるから、ここまではしょっちゅう開けています」
なるほど。では、その次のステップ、リアハッチウインドウを取り外すカブリオレスタイルにはどうやって?
「えーと、ここからは手動なんですよね。どうするんでしたっけ? 確かマニュアルがこの辺に入っていたような気が」
と、ゴソゴソとコンソールやトランクを捜索しはじめる石原さん。もしかして、開けたことがないだけでなく、開けようとしたこともなかったのかも……。




