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初めてのフルオープン~その1

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8段階で開き加減を調整できる、電動ソフトトップ。ここにも丸いデザインが活かされている。
「オープンで、しかもあまりベタじゃないクルマがいい」とC3プルリエルを石原さんはセレクトした。平日は乗る機会もそれほど多くないという。ならば、たまの運転する機会にはさぞかしオープンを満喫しているに違いない!

「そ、それが、まだ電動ソフトトップを開けるくらいで、ちゃんとしたオープン仕様にはしたことがないんです……」

な! なんと! 希望通りの希少なクルマを入手したというのに、それはもったいない! 「いやぁ、今日のために取っておいたと言っても過言ではありません」

なんという大人力……。とはいえ、そう仰っていただけるなら、ぜひそのお手伝いをさせていただきましょう。題して「祝! プルリエル初のフルオープン。石原壮一郎さんと過ごす早春の午後」。

C3プルリエルは、電動ソフトトップが閉じているサルーンの状態から、スイッチひとつで天井の開いたパノラミックサルーンになる。これまで石原さんが体験しているのはここまで。実はその先に、後部のリアハッチウインドウを取り外すカブリオレスタイル、さらにはサイドアーチを取り外せば、完全なオープン仕様になるというのだ。そこで、まずは天井の開いたパノラミックサルーン状態から体験させていただくことに。

「ソフトトップの開き加減は、8段階で調整できるんです。天井のこのスイッチですね。気軽に開けられるから、ここまではしょっちゅう開けています」

なるほど。では、その次のステップ、リアハッチウインドウを取り外すカブリオレスタイルにはどうやって?

「えーと、ここからは手動なんですよね。どうするんでしたっけ? 確かマニュアルがこの辺に入っていたような気が」

と、ゴソゴソとコンソールやトランクを捜索しはじめる石原さん。もしかして、開けたことがないだけでなく、開けようとしたこともなかったのかも……。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・佐々木朋広 Photos/SASAKI Tomohiro
石原壮一郎 シトロエン C3 プルリエル
  • profile
  • 石原壮一郎 Soichiro Ishihara
  • 1963年生まれ。月刊誌の編集者を経て、『大人養成講座』でデビュー。以来、“大人モノ”の第一人者に。著書に『大人力検定DX』(文春文庫PLUS)『大人の解体新書』(河出書房新社)など。現在、『30女という病~アエラを読んでしまう私の悲劇』(講談社)が話題沸騰中
    http://www.otonaryoku.jp/

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