EDGE.net > Daily EDGE > 石原壮一郎 > 「キビキビ」より「モタモタ」がいい

輸入車・外車のカーセンサーエッジ:Daily EDGE 著名人・有名人のカーライフ|輸入車・外車の中古車情報ならカーセンサーエッジnet


「キビキビ」より「モタモタ」がいい

この記事をクリップ! Hatenaブックマークに追加 02/19

確かにどことなく「モタモタ感」が感じられるようなボディのシェイプ。だが、クルマを持つ目的が速く走ることだとは限らない
世田谷の販売店でシトロエンC3プルリエルに出会った石原さん。好みの色だったことと、まだ700kmしか走っていない状態のよさに、購入を決めたという。

「生まれて初めて……というとオーバーですが、世田谷できちんと買い物をするのがどうにも気恥ずかしくて……。納車時の帰り道、目黒通りのインポート家具屋が集まっている地域を通るのが、またもや気恥ずかしい。私にとって、インポートというと池袋・サンシャインシティにあったワールドインポートマートくらいしか縁がありませんから(笑)」

これまで、石原さんが乗り継いできたのは、スズキのカプチーノや日産のフィガロといった小さなクルマ。どれもこれも排気量が少なくてヒトクセある小型車ばかりだ。

「小さくて雰囲気のあるクルマが好きなんでしょうね。もっと言えば、街にあふれかえっていないクルマ。大人として捨ててはいけない何かをクルマに求めているのかもしれません。例えば色ならオレンジ(オレンジ エーリアル)も捨てがたかったんですが、中途半端な自己主張もアレですし、一応『大人のクルマ選び』ということも念頭に置かなければならない。となると、この形でこの色というのが落としどころだったような気もします」

実際、街乗りしていても、同車種に出会ったのは「過去に一度だけ」とか。個性的なフォルムを選んだからには、色にはある程度の落ち着きを持たせる。それが大人の配慮ということのようだ。

「キビキビ走ってほしいかというとそうでもない。前のフィガロもそうですが、キビキビいというよりもモタモタという方がピッタリ来ますよね。私が好きなクルマに共通するのは“モタモタ感”なんです。このクルマのヘッドライトもけなげに必死になっているような目つきで、つい『がんばれ』と応援したくなってしまうんです」

フィガロに乗っていたときには子供に指を指されることが多かったというが、現在では子供よりも大人に「ん? いまのクルマは……?」という顔で振り向かれることが増えたという。大人による大人のための遊び心あふれるクルマ選びにおける、ひとつの正解の形でもある。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・佐々木朋広 Photos/SASAKI Tomohiro
石原壮一郎 シトロエン C3 プルリエル
  • profile
  • 石原壮一郎 Soichiro Ishihara
  • 1963年生まれ。月刊誌の編集者を経て、『大人養成講座』でデビュー。以来、“大人モノ”の第一人者に。著書に『大人力検定DX』(文春文庫PLUS)『大人の解体新書』(河出書房新社)など。現在、『30女という病~アエラを読んでしまう私の悲劇』(講談社)が話題沸騰中
    http://www.otonaryoku.jp/

Daily EDGE 著名人・有名人のカーライフ|輸入車・外車の中古車情報ならカーセンサーエッジnet:ナンバーは「はこふぐ」です。

Daily EDGE 著名人・有名人のカーライフ|輸入車・外車の中古車情報ならカーセンサーエッジnet:マガジン