車選びのポイントは“寝返り”です
輝咲さんの過去の愛車歴を見ていると、ある一定の嗜好性がうかがえる。基本的には4ドアが多いが、ソアラなど2ドアに乗ることもある。そして決定的なのは、ボディカラーが白か黒のモノトーン、もしくは赤。これまでの愛車はすべてこの3色のいずれかだ。
「時系列で言うと、黒のSクラスの次は、白の2ドアのCL600を選びました。『振り出しに戻る』じゃありませんが、最初のソアラにちょっと似ていますよね(笑)。その次に赤い車が欲しくなって、100万円くらいでポルシェの赤いカブリオレを買いました。968だったかな……。ただ半年くらいであまり乗らなくなっちゃいました」
ちなみにその理由は走行性能などとはまったく関係がなかったという。
「ポルシェって車のなかで寝づらいんですよ。僕、眠気を感じたら、すぐ止めて眠りたいんですが、どうもポルシェは快適じゃなかった。だからポルシェで、僕の車選びの基準が明確になりましたね。『フラット近くまでリクライニング』『多少寝返りが打てる』というもの。どちらもシートですけど(笑)。ちなみにいまのS500も、ほぼ寝心地で選んだようなものです。この車は、もとの色はシルバーだったのを全塗装をかけました。赤い車が欲しいタイミングだったんですが、大きなサイズのベンツでボディカラーに赤があるのって、SLくらいですよね。でもSLのシートって少し寝づらいんです。なら、もう全塗装にした方がいいかなって」
現在、KIZAKIグループを後進に譲った輝咲さんは、自分の好きな車を誰に気兼ねすることなく選ぶことができる。だがまだグループの代表者だった頃、一度だけ違う軸で車を選んだことがあった。






