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BMW K1200S

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その走行性能はまさにネイキッド。小さなサイズのカウルは数限りない風洞実験の末に決定された空力特製の高いもの。ETC車載器はシートの下に。「本当にETCがあってよかった」と堀江も使い倒している
「実は初めての自分の“車”は2輪でした。免許こそ、4輪→2輪→限定解除(当時)という順番でしたが、当時乗っていた4輪は家のクルマでしたから『自分の愛車』と言えるのは、18歳のとき、兄から譲ってもらったHondaの(ドリーム)CB400FOURが最初ですね。以来、バイクだけで40台ぐらい乗り継いできています」

そもそも堀江、10~20代の頃は車よりもバイクの方が好きだった。バイクを持っていなかった2000年頃からの数年間もバイクを嫌いになったたわけではなかった。そして2006年、BMW K1200Sを手に入れる。

「とにかく2輪がほしくて仕方がなかった頃ですね。スムーズに速く走れるバイクがどうしてもほしかった。日常で純粋に走りを愉しむためだけに時間を使うことはなかなかできませんが、その分いざ「走るぞ!」というときにはすごく楽しめる。このK1200Sは走るということにおいては、かなりの強者。一見小さく見えるこのカウルも高速で走るとかなり効いていることが実感できる。そして、こいつの売りは実はETC。バイクにこそETCは必要ですよ。いや、本当に」

高速券を受け取る、料金を支払うという料金所での一連の流れはクルマのドライバーにとっては、まだマシである。高速券や小銭の置き場所が確保しやすいからだ。しかしバイクの場合、料金所の通過、とりわけ支払いはかなりの負担になる。実際、料金所でライダーの後ろを避けるドライバーも少なくない。

「車載器はシートの下なんですが、本当にETCがあるだけで料金所を通過するときの負担が激減する。実際の手間もそうなんですが、そもそもこういうバイクに乗りたいときは、走りに集中するという解放感を味わいたいのに、料金所のたびに日常に戻らざるを得なくなる。その精神的デメリットから解放されることが、何よりのメリットかもしれません」

K1200Sは2.8秒で100km/hに到達するという圧倒的な立ち上がりの良さと、200kmオーバーも可能なマシンパワーを持ち合わせている。日本の道路事情を考えると、そのスペックをフルにいかせるわけではないが、このレベルのマシンになるとその数字自体がもはやロマン。そのロマンを満喫するために必要なものが、堀江のK1200Sには搭載されている。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・相川大助 Photos/AIKAWA Daisuke
堀江史朗 フォード マスタングGTカリフォルニアスペシャル ポルシェ911 カレラ4Tip BMW GS1150アドベンチャー
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  • 堀江史朗 フォード マスタングGTカリフォルニアスペシャル ポルシェ911 カレラ4Tip BMW GS1150アドベンチャー
  • 1963年生まれ。Car Sensor関東版、Car Sensor EDGE編集長。学生時代には輸入車業を手がけたことも。現在は妻と4歳になる愛娘との3人暮らし。平日は自宅に帰ることができず、涙で机を濡らす夜も多い。「初めて乗ったクルマは家にあったキャデラック」という生粋かつ永遠の輸入車小僧

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