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北京は絶対譲れません

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現在、越川選手の視線は5月末に迫った北京五輪最終予選に向けられている。北京へ向けてがんばれ! ニッポン!
「きっと他のチームにいたら、このBMW335iクーペには乗っていなかったんじゃないですかね。サンバーズはいろいろな面ですごくプロ意識の高いチーム。周囲からどう見られるかということにも気を遣う選手が多いんです。それは格好をつけるということではなく、バレーボールという競技を他のプロスポーツと遜色ない地位を確立するためのアイテムでもあるんです」

前述したように、スポーツ選手にとってクルマというのは単なる移動の手段というだけではなく、一人になれる貴重な時間をくれる空間でもある。

「奮発して、このクルマに乗ることにしたのには、自分に対してのプレッシャーをかけるという理由もあります。もし試合でのパフォーマンスがよくなければ、『カッコつけていいクルマに乗ってるから』と言われるかもしれない。『無理して手に入れた』というような事情をくんでくれるわけはないですよね。今シーズンのVリーグは本当に悔しい結果に終わってしまっただけに、北京オリンピックへの世界最終予選はなんとしてでも勝ち抜かなくてはならない。その思いは人一倍強いと思います」

若くして、男子バレーボール日本代表チームのエースでもある越川選手。5月末には、北京オリンピックを目指す行われる世界最終予選が行われる。文字通りの“最終予選”となるこのシリーズでは、まだ五輪切符を手にしていない8か国が総当たりで闘う。日本が北京への切符を手に入れるには、全体で1位を取るか、韓国、オーストラリアなどのアジア枠内で1位となることが必要となる。

だが、「普通に力を出し切れれば、絶対に行ける」と言い切る越川選手からは迷いも不安も感じられない。所属チームだけでなく、日本代表チームでもフルスロットルで北京五輪への道を駆け抜けるはずだ。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・タケダトオル Photos/TAKEDA Toru

実は普段はジャージです。

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普段はこのジャージ姿で練習場へ通う。愛車から降りてそのまま練習場へ直行する。大切なもの――バレーボールに邁進する姿勢がここにもあらわれている。
2007~2008年シーズン、サントリーサンバーズ、そして越川選手にとってのVリーグはセミファイナルで幕を閉じた。レギュラーラウンドを圧倒的な強さで1位通過し、誰もがファイナル進出間違いなしと思えるような状況からの敗退。越川選手自身は、3年連続3回目のベスト6に選出されたが、「個人としては悪くなかったけど、チームとして優勝という結果が残せなかったのは悔しい」と、決して満足はしていない。

そんな越川選手は、実は普段私服ではなくジャージで練習場に通っている。越川選手以外も、クルマで練習場にやってくる選手は、ほとんどがジャージ着用済み。臨戦態勢である。

「今日は一応、撮影されることも意識して私服ですが、普段練習に通うときには、だいたいジャージで練習場に来て、そのままウォーミングアップに入ります。試合で遠征するときにも新大阪までクルマで行きたくなることもありますが、遠征時には電車かタクシーですね。渋滞で遅刻したり、もらい事故なんてことになったら、それこそチームに迷惑をかけてしまいます」

越川選手自身が「Vリーグのチームのなかでも、“プロに近い”チーム」というサントリーサンバーズ。遠征時には集合時間が決められていなくとも、新幹線の発車時刻が近づくと、新大阪駅のホームに自然と選手が集結する。全員が越川選手のようにプロ契約を結んでいるわけではないが、チームには確固たる“プロ”意識が根づいている。誰に言われるでもなく、自らが自らを律する。だからこそ、サントリーサンバーズは強豪であり続けられるのだ。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・タケダトオル Photos/TAKEDA Toru

純正だからこそ、深く愛される

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BMWフリークからも高く評価されるiDrive。ホイールを前後左右に倒す、左右に回す、上から押すというという操作だけで、エアコン、ナビゲーション、オーディオ、ハンズフリーフォンなどをコントロールすることが可能だ。
このBMWが越川選手に愛される理由のひとつに、335iの持つ「BMWらしさ」がある。

「例えば、ヘッドライトの形や2本出しのマフラーなんかもそうだし、この“サイズ感”もポイントでした。正直、教習所に通っていた頃には教習車が狭くて仕方がなかった(笑)。このクルマで初めて広さを感じましたね。サンルーフの開放感も手伝って、室内は本当に広く感じられます」

フロントフェイスやエンブレムなどわかりやすいところだけではない。細部にわたっての統一感は、純正BMWならではだ。実は近年のBMWにはiDriveという、iPod連携型のコントローラーが搭載されている。センターコンソールに装備されたホイール型のコントローラーから、カーナビやカーオーディオ、エアコンなどの装備をこのホイールから操作できる。例えばオーディオならば、ステアリング内のボタンからボリュームのアップダウンや曲の頭出しなど、さらに細かいコントロールもできる。

「好きなアーティストは、『ゆず』や大塚愛さん。音楽も結構車内で聴きますね」という越川選手。お気に入りのCDを何枚かBMWに積んでいるという。

「正直、すべての機能を使い倒しているわけではありませんが、操作系統が一元化されているのは純正らしくて気に入っています」

購入後、越川選手はこのBMWにほとんど手を入れていない。だからこそ、色濃く残るBMWらしさ。それは純血種としてのBMWらしさを尊重することでもある。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・タケダトオル Photos/TAKEDA Toru

目薬&ティッシュは欠かせません

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センターコンソールには、北京五輪予選を兼ねた昨年のワールドカップバレー大会のティッシュや目薬などが搭載されている。メガネとともに、越川選手にとって欠かせないアイテムだ。
花粉症に加えて、両目とも視力が0.1以下だという越川選手のもうひとつの悩みが、目の疲れ。試合中の越川選手は、使い捨てタイプのコンタクトレンズを使用しているが、どうしても目が疲れがちになってしまうという。

「とりわけ、花粉症の時期は目がごろごろしてしまいます。眼鏡をつかったりと工夫はしているんですが、試合中と運転中は目を使うということもあって目薬は手放せませんね。これは本当にないと困ります。乗り降りするときには、だいたいまず目薬に手が伸びますね」

中学時代からコンタクトレンズが手放せないという越川選手のBMWのセンターコンソールには必ず目薬、そしてポケットティッシュが置かれているという。日常から負担をかけないように心がけているからこそ、コートで最高のパフォーマンスを目指すことができるのだ。この日は、昨年行われた北京オリンピック予選の記念ポケットティッシュがセンターコンソールに搭載されていた。

「撮影だから、わざとこれを使ったわけじゃないですよ(笑)。サイズがちょうどいいこともあって、クルマに乗るときにはだいたいこのティッシュを使っています」

コートにいるときだけではない。愛車に乗っているときでも、越川選手は常に“バレーボール”とともにある。

「でも、さすがにボールは積んでいませんよ。練習場に行けば確実に、それも大量にありますから(笑)」
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・タケダトオル Photos/TAKEDA Toru

ファンのプレゼント、ありがたく使っています。

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内蔵トレーにエッセンシャルオイルを数滴垂らすと、車内にアロマの香りが漂うアロマディフューザー。「いただいた香りのまま、使っています」。
春になると、越川選手にはひとつ悩みが増える。

「実は僕、花粉症なんです……」。花粉症に悩む方ならばおわかりだろうが、誰もが春はつらいもの。しかし、アスリートの場合そのツラさは常人とは比べものにならない。花粉症の症状をやわらげるような薬のなかには、ドーピング検査に引っかかりかねない成分が含まれているものもある。アスリートは花粉症対策の薬に頼るわけにもいかず、対処法は限られてしまいがち。しかも、クルマという外気にほど近い空間では、花粉を完全に遮断するのは難しい。

「ただ、ファンの方に頂いたシガーソケットに差すタイプのアロマポットを使うようになってから、だいぶラクになりましたね。頂いたそのまま使っていますが、ラベンダーかユーカリのオイルかな? 気持ちが落ち着いて、鼻のことがそれほど気にならなくなるんです」

越川選手が使用しているのは、シガーソケットから電源を取り、アロマオイルを温めて香らせる本格的アロマポット。アロマが直接花粉症に効くというわけではなくとも、リラックス効果は確実にあるようだ。

「最初はクルマに、“香り”を乗せることに抵抗があったんです。実家で親が乗っていたクルマには、いわゆる昔ながらの芳香剤が積んであって、『これはないよなぁ』と思っていた。でも、『アロマならいいかも』と使いはじめたら、だんだんこれなしでは乗れないようになってきてしまった。他にも自分のブログでも『花粉症が……』と公表しているので、みなさんいろいろくださるんです。なかには、段ボールでボックスティッシュを送ってくださる方もいます」

越川選手にとって、BMW335iの車内は、自分の部屋のようなものであり、戦場へ向かうドレッシングルームのようなものでもある。リラックスしながらも集中できる――このBMW335iはアスリートである越川優にとって必要不可欠な空間なのだ。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・タケダトオル Photos/TAKEDA Toru

たばこは勘弁してください

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越川選手のBMW335iの灰皿は、コイン入れとして活躍中。高速料金等が支払いやすいよう、500円玉と100円玉で構成されている。
BMW好きには、自分好みのドレスアップをするオーナーも多い。だが、越川選手の愛車、BMW335iクーペにはまだほとんど手が入れられていない。

「イジってみたいという気もなくはないんですが、今はこのままで十分気に入っています。ほとんど買ったときのままですね。オートマだから、ギアチェンジもそんなに意識するわけでもなく。足回りを大きくイジっているわけでもない。エクステリアだって、大きく換えているわけでもないし……。自分のクルマならではの特徴ですか? うーん……。あ、禁煙車!」

アスリートだから当然と言う人もいるかもしれないが、越川選手は非喫煙者。愛車も当然禁煙仕様にしている。

「どんな人が同乗して、『たばこが吸いたい』といっても、絶対に吸わせません。飲食店などで隣の人が吸っているのは、気にならないんですが、クルマとなると匂いが残りますよね。同乗する人はその一回かもしれませんが、やっぱりずっと乗る身としてはちょっとつらい。だから誰に対しても吸わないよう、お願いしています。ただ別に、潔癖性というわけではないですよ(笑)」

友人には車内を“土足禁止”にしている人もいるというが、越川選手の場合そこまですることは考えられないのだとか。

「ビックリしましたよ。乗ったら、『ゴメン。土禁やねん。靴脱いで』って。何言うていいかわからなくて、『あぁ、そうなんや』としか返事できませんでした(笑)。ちゃんと靴置き場もありましたけど、そもそもクルマって靴を履いて乗るのを前提に作られているはずですよね。ただし、たばこについては吸う前提で作られているわけでもないでしょうから、“禁煙”くらいは何とかガマンしていただきたいな、と」

越川選手の335iは、灰皿の部分は小銭入れに。そしてシガーソケットにも喫煙車両ではあり得ないような仕掛けが施されている。実は、そのシガーソケットに差し込まれているのは、ファンからのプレゼントだという。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・タケダトオル Photos/TAKEDA Toru

初めて乗った自分の愛車

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サントリーサンバーズの練習場は、実は一般の見学も可能。運が良ければ、越川選手のBMWがこのように近づいてくる姿を見ることができるかも!? 見学可能な練習日程はサントリーサンバーズのHPで確認できる。
当初は他のクルマも視野に入れていた越川選手だが、理想としていたBMW335iが見つかったことで、即決することに。ちなみに最初にドライブに行った先は?

「いつものサンバーズの練習場です(笑)。ちょうど納車が全日本の合宿期間中で、サンバーズの練習には合流していなかった頃なんですが、隣のグラウンドで行われるサントリーの社内運動会に顔を出すことになっていたんです。それで練習場まで乗ってきたら、当日誘導係をつとめていた知り合いに、一般の客だと勘違いされて普通に『こっちの方に停めてください』って案内された。降りてきて『あれー!? そのクルマどうしたの?』って(笑)。

でもやっぱり驚かれるとうれしいものですね。クルマが来たばかりの頃は、『オレ、まだ23歳なのにやるなぁ』って浸ったりしてました(笑)」

ただし、寂しいことにクルマを手に入れて約半年経つ今も、「遠出らしい遠出はしていない」という。

「一番遠くても、神戸や京都あたり。クルマで1時間圏内くらいの場所にしか、まだ行くことができていないのは寂しいですね。チームの遠征に行くときにも、新大阪から新幹線ですから。今度、自主トレをしに北海道に行こうとは思っているんですが、さすがに大阪から北海道はクルマでは無理ですよね(笑)」

もともと旅行や買い物が大好きだという越川選手。だが4月にVリーグのシーズンが終わっても、5月末から6月にかけては北京オリンピックへ向けての世界最終予選も行われる。念願のドライブ旅行ができるのは、まだ当分先のことになりそうだ。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・タケダトオル Photos/TAKEDA Toru

実はAT限定免許です

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あまりにも美しく輝くボディに伸びる水平ラインは、越川選手ならずとも惚れ込んでしまう。「この335i、本当に気に入ってます」。
結果としてBMW335iを入手できることになった越川選手だが、当初は「いきなりBMWというのも、ちょっと……」と気が引けていた面もあるという。

「何といっても1台目ですから、やっぱり国産車にしようかとかさんざん迷ったんです。ただ、クルマに詳しいチームの先輩や知り合いに相談しながら考えるうちに、『やっぱり、乗りたいクルマに乗るのがいい』という結論に達してしまいました。実際、チームの先輩が輸入車に乗っているのを見て、『やっぱりいいなぁ』って(笑)。ただし輸入車とはいえ、いきなり左ハンドルは怖いから右ハンドル、そして2枚ドアのクーペというのが当初の条件でした」

雑誌を見ては、自分のなかでイメージを固めていく。「BMW 」「クーペ」「色は白か黒」という条件で絞り込んでいった。そしてもうひとつ越川選手には欠かせない大切な条件があった。

「実は僕の免許、AT限定なんです。ちょうど昨年は、サンバーズのスケジュールに加えて日本代表チームのオリンピック予選もあって、免許取得にあてられる時間が限られていた。万が一にも教習中にハンコがもらえなくても、教習所に通う期間を延長するわけにはいかなかったんです。まず免許取得が第一だったから、とりあえずオートマ免許。だから、マニュアル車は必然的に候補から外れましたね」

理想は、BMW335i。決して流通台数の多いクルマではない。しかし探し始めてからほどなく、「335iの白、見つかったよー」という連絡が越川選手のもとに入った。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・タケダトオル Photos/TAKEDA Toru

MVP賞金が頭金に化けました

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BMW335iは決して小さなクルマではないが、越川選手の手にかかればこの通り。オーナー歴約半年とは思えないほどの風格だ。
2006/2007シーズン、Vリーグでサントリーサンバーズは3年ぶりの優勝を達成した。シーズン前に、日本人選手としてはチーム初のプロ契約を交わしていた越川選手はMVPを獲得。そしてそのMVP賞金を丸ごとクルマに投資したという。

「MVPの賞金は頭金程度で、実際には貯金をはたいたようなものなんです(笑)。小学校からの夢ですから、確かにクルマはほしかったんですが、後進に道を切り開きたかったというのも大きな理由です。

高校生や中学生にとって、バレーボールという競技がもっと憧れられるようになれば、裾野も広がり、ひいては日本バレー界の底上げにもつながる。『バレーボール選手になれば、あんなかっこいいクルマに乗れるのか』という、わかりやすい裾野の広げ方もあると思うんです。だからこそ、ちょっと無理をしたという面もありますね。

もちろんさっき言ったように、プロ契約を交わして寮を出たことで練習に通うのが不便になったという切実な理由や、昔からほしかったという子どもみたいな理由も大きいんですが(笑)」

と笑いながら話す越川選手だが、現在、Vリーグの日本人選手でチームとプロ契約を交わしているのは、越川選手をはじめ片手で数えられるほど。スポーツではリーグの隆盛がその国の競技の強さを決めるという面もある。もしかすると自分のためだけでなく、日本バレーボール界のためにBMW335iを手に入れたと行っても過言ではない!?

「さすがに、それは言い過ぎのような気もしますけど(笑)」
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・タケダトオル Photos/TAKEDA Toru

子どもの頃から大好きでした

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BMWといえば、やはりキドニーグリル。小学生の頃から、越川選手が憧れ続けたフロントマスクだ。
Vリーグ、サントリーサンバーズのエースアタッカー、越川優選手が駆るのはBMW335iクーペ。チームの練習に通うなど、日常の“足”として使う「愛車」は、実は越川選手にとって初めてのクルマだった。

「手に入れたのは、2007年の秋ですね。僕は2006年にプロ契約をして寮を出たこともあって、練習場へ通うための“足”が必要になったんです」

実は越川さんは、小さな頃から大のクルマ好き。遊びといえば、乗り物にまつわるものばかりだったという。

「鉄道模型や飛行機、そして何といってもミニ四駆やラジコンなど、クルマにまつわるおもちゃが大好きでしたね。クルマ好きだった父親の影響かもしれません。僕が生まれる前には、JEEPのような大きなクルマに乗っていたようですから、相当なクルマ好きですよね。家には当然のようにクルマ雑誌が転がっていましたし、地元の中古車店や輸入車ショーにもよく連れていってもらいました」

小学生当時には、サーキットでカートの走行も体験した。同級生の間で人気だったミニ四駆にハマり、その後は自分で操作できるラジコンの魅力にとりつかれていった。

「ミニ四駆にハマっていた頃にもボディをイジったり、タイヤを替えたり、いろいろやり込んでいましたが、小学校6年の頃からはラジコンにすっかりハマってしまいました。自分で操作できるのが楽しくて、家の近所の模型店にあったラジコン用のコースに足繁く通ってましたね」

小学生だった頃からF1好きだったという越川選手の脳裏には、既にその頃からBMWというクルマが脳裏に刻み込まれていた。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・タケダトオル Photos/TAKEDA Toru