クーペとオープンが楽しめるコンパクトなオープン2シーターがSLK。充実した安全装備と高い走行安定性も特徴だ

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メルセデス・ベンツ SLK モデル変遷

生産期間：1997～2004年



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| 1997年2月| 2000年11月 | 2001年8月 | 2001年10月 |

1997年2月

1グレードでスタートミッションは5ATのみ

　メルセデス・ベンツの高級小型2シータースポーツカー、SLKが登場。デビュー時のラインナップは、SLK230コンプレッサーの1グレードのみであった。
　搭載エンジンは直列4気筒2.3Lのスーパーチャージャー付きエンジンで、193psの最高出力を発生。回転数が2500～4800rpmの広い範囲で、最大トルクの28.6kg-mを発生する。トランスミッションは電子制御5ATのみの設定となる。
　装備は非常に充実しており、外装ではヒーテッドドアミラーやアルミホイール、ロールバーなどを標準で装備していた。また内装では、シートヒーター付きのスポーツシートや本革巻きスポーツステアリング、さらにクルーズコントロールなどを採用。本革シートに関しては、オプションの設定であった。

↑オープンからクーペへの変身は、センターコンソールのスイッチ操作により約25秒で完了

↑スラッシュカットされたスポーティなメーターパネル。外気温時計やデジタル時計も内蔵

↑電子制御の5ATを採用。燃費や排ガスを考慮して、最適なシフトスケジュールを実現する

↑標準装備の脱着式ドラフトストップは、オープン時に室内への風の巻き込みを抑えてくれる

2000年11月

内外装を変更し、新グレード320も登場

　デビューから2年たったこの年、230コンプレッサーの内外装が変更された。まず外装では、前後バンパーやスポイラー、アルミホイールのデザインを一新。さらにドアハンドルがボディ同色となった。内装ではステアリングやシフトノブのデザインを変更、コンソールにはアルミパネルを採用した。
　同時に新グレードのSLK320がラインナップに追加。パワーユニットは3.2LのV6エンジンで、最高出力は218psを発生する。トランスミッションは、230コンプレッサーと共通の電子制御5ATが採用された。また、320には専用デザインのアルミホイールやキセノンヘッドライト、さらに本革パワーシートやウッドパネルなども標準で装備されていた。

↑230コンプレッサー(左)と、320(右)。外装ではフロントバンパーやアルミホイールが異なる

↑230コンプレッサーのスポーティなアルミパネル。320はメープルウッドのパネルとなる

↑アルミパネルはシフトプレートにも採用。ノブのデザインも、握りやすい形状に変更した

↑230コンプレッサー、320とも、電動可倒式ドアミラーにはウインカー内蔵タイプを採用

2001年8月

AMG仕様のホットモデルSLK32AMGが登場

　メルセデス・ベンツの公認チューナー、AMGブランドのSLK32AMGがラインナップに追加された。パワーユニットは、3.2LのV6エンジンをスーパーチャージャーで過給。トランスミッションは5ATだが、スピーディなシフト制御を行うAMGスピードシフトが装備されている。
　また、足回りには専用チューニングが施されたスポーツサスペンションを装備するほか、ブレーキシステムには強化タイプが採用されていた。

←外装はAMGのアイテムを装備。タイヤサイズは前が225/4517、後ろが245/40R17となる

2001年10月

AMGのパーツを纏ったスポーツラインが追加

　320をベースに、AMGブランドのフロントスポイラーやサイドスカート、リアスポイラーなどを装備した新グレード、320スポーツラインがラインナップに加えられた。
　パワーユニットは320と同様、自然吸気の3.2L V6エンジンで、トランスミッションは5ATの設定。足回りには専用チューンのスポーツサスペンションが装備されているほか、SLK32 AMGと同一のワイドタイヤが標準で採用されていた。

←標準で装備される17インチのアルミホイールはAMGのデザインだが、形状はSLK32とは異なる


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